今だからこそ、遠く先を見つめる。

こんな時期だからこそ、目先の事ばかりを優先するべきではない。

私は強くそう思います。

もちろん生活は困窮し、雇用は緊迫し、貯蓄は減ってゆく。
先に対して不安が拭えないからこそ、慌てその場を凌ぐことを最優先にしてしまう。

考えるべくは、いかに耐え忍び、明けにスタートダッシュをきれるかだと考えています。

何処へと駆け始めるかは人それぞれです。
事情や状況も様々です。

ただ、今は家に篭もることが許される時期。
仕事をしなくても許される時期。
延々と思考に何日も費やしてもお釣りが来る時期です。

目先の月々の支払いや生活費は一旦、支給金で賄いましょう。

この風潮が明けた時、どう生きていくかで今後の可能性が左右される時期を、今皆が生きています。

窮地にこそ活路は輝く、と前回の記事で申し上げましたが、まさに今働き方や生き方を、変えるチャンスとも捉えられませんでしょうか。

職を失ったってしょうがありません。
だって周りにも同じような人達がいっぱい居るのだから。

それならば、政府はなんらかの手を打ってくれるでしょう。
家賃生活費諸々についてのサポートを、給付金以外にも用意する動きが見られるようです。

こんな時期ですが結果忙しさから解放され、普段ならば深く思慮できないような日々の喧騒も今は鳴りを潜めています。

そんな時間に対して、あろうことか政府がその時間をサポートしてくれるのです。

普段ならば、ちょっと待って考えたいと申し出てもお天道様は待ってくれません。
容赦なく日は登り、出社の時間が訪れるのですから。
何かしようと今の職を手放しても、退職金が出ないところも多いでしょう。

ただ、今なら職を失った多くの人がいる、この自粛が明ければ世間が雇用に対して前向きに動く見込みがある、自分の時間をたっぷり取れる上に10万円貰えるのです。

この先をしっかり見つめて、自己の身の振り方を改めていきたい人達にとって、このコロナ騒動は追い風となるのです。

願わくば、多くの人が夜明けまでに進む先を、両の眼で見つめて歩み始められるように。