知らない東京。

My favorite Four edition

小桜 いと

何度も見た景色。
何度も聞いた音。

知らない事なんてないと思っていたのに、
彼女との時間によって気づく。

知らない事。

『お待たせ!』
乾いた空気に響く、明るい声。
目に映ったのは、可憐な美しさを纏った彼女だった。

『じゃあ・・いこっか』

無邪気な笑顔を見せる彼女。
こんなにも素敵な笑顔ってあったんだ。

街中に溢れかえっているヒールの音も、
彼女から奏でられる音は心地良さを感じさせてくれる。
背景に映るイルミネーションも彼女を引き立てる為の脇役に徹しているように見える。



東京の街を一望できるスカイツリーの展望台。
一つ一つの灯りには、一人一人の生が宿っており光を放っている。

『綺麗だね・・』

美しい景色が一面に広がる東京の夜景。
それ以上の耀きを魅せる彼女の美しさは言葉ではとても表しきれない。



『浅草まで歩こっか』

少し幅の違う脚で歩き出す二人。
あえて少し遠回りなんかしてみたり、普段であれば気にする事がないであろう事について話したり。

ただ歩いて、話してるだけ。
特別なことは何一つしてない。 だけど全てが特別に感じる。

それは彼女自身が特別な存在だからかもしれない。



何でもないような事が、彼女といると幸せに感じる。
感じたことのない感情が襲い、胸が熱くなる。

『どうしたの?』

初めてのことに心が戸惑う。
彼女の澄んだ瞳に見つめられると、
平常心は・・保てない。





今まで知らなかった音、景色、匂い。
そして感情。

でも今日知れたことは、彼女のほんの一部でしかないのでしょう。

『こっちにおいで』

手をとり、導かれるままに時を歩む。
彼女との世界は、きっとまだ知らない素敵なもので彩られている。

『わたしの好きな街、東京。
でも何も知らない。
何も知らないけど好き。
好きが溢れているから。
あなたとたくさんの"好き"をこの街で作れるから。』

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小桜 いと


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