生き残る道はどこだ？❷
さて、横道に逸れた記事を一回挟みましたが、前回の流れとしましては、ザ・資本主義日本社会において、人材の優劣とはコスパである、と言い切りましたね。←
どの業界でもコスパが自分の全てを左右する以上、もうその判断基準に身を委ねるの辛くないですか？しんどくないですか？という内容だったように思います(曖昧)。
じゃあコスパという非人道的なスペックの数値化から脱却しましょうよ、というフリからのご紹介だったのが、
オンリーワン思想。
ある程度文明社会が根付いて久しい現代社会において、オリジナルを見つけることは困難です。
大体の場合、三日三晩考えに考え抜いてない知恵振り絞って、四日目辺りに、
「新しいぞこれは！！！」
という発想を産み落としたとしましょう。
大概の場合それを主張した所で、その手の識者に「それ既にありますよ」と言われ壁を殴って終わります。悔しいのう、悔しいのう。
車輪の再開発という言葉もあるように、既存の技術に当てはまらぬものを創り出すことは難しいのです。
貴方が最前線を突っ走る科学者、技術者、思想家でもない限り。
ぶっちゃけ相当の並外れたやる気さえあれば話は別ですが、
意欲、知識、学習力、発想力、語学力、環境、資金、そして運命。
この全てを手にした者だけが最前線のステージに上り詰めることが出来ます。
それ迄は、ただの予選だったのだ。
ここから、彼らの真の戦いが始まるのだ。。。！
〜"運命"先生の次回作にご期待ください〜
飽くまで私の感覚ではありますが最前線にいる人間でもない限り、その辺りの人間(私を含む)が思いつく発想なんて既出のものです。
真の意味でのオリジナルというものは、それほど尊いものであり、そんなおいそれと生み出せるものでは無いのです。
それこそオリジナルを有する者は世界のバランスさえもを変えてしまうのでしょう。
普通に考えて今生きている85億人、ひいては過去の偉人知識人が今まで考えつかなかったもの、ってなんでしょうね。
考えもつきません。いや考えついたらオリジナルですわ。苦労しないんですって。
ときかく、オリジナルなんてそんなもんだと言い切ればじゃあ俺たちオワコンじゃねぇかと嘆く前に、まぁお聞きなさいな。
先程、『"真の意味での"オリジナル』と私言いました。
偽の意味などあるのでしょうか。
あります。
簡単なことです。
“車輪のない文化圏"に"車輪"を持ち込んで披露すればよろしい。
極端な例を出します。
F1マシンと勝負して、どうしても勝ちたい！
でもそんなマシンを用意出来る資産も技術もないよードラえもーん！！
とのび太くんが言いますと、
ドラえもんはのび太くんにその辺で販売しているレーシングバイクを差し出すでしょう。
F1マシンに遜色ない加速、運動性能、
コーナリングに至ってはF1カーより格段に速い。
分野違うじゃん！と仰るかもしれませんが、要はフォーミュラカーに勝てばよかろうなのだ。乗りこなせる技術はさて置いて。
つまりはそういうこと。
何かで競うのならば、他分野から輸入してくる方が往々にして色んな意味で速かったりするものです。
最前線に立つその道の先駆者に勝てぬのならば、
別分野の技術を持ってきて殴ればいいのです。
ガソリンを用いた燃焼機関である自動車が燃焼の最効率化を考えた結果、モーター使えばよくね？とハイブリッド技術が爆発的に広まったように。
違法アップロードが盛んとなり各レーベルが各々のリリースするCDの売れ行きで気を揉む中、もうむしろ月額課金制で無制限で聴かせればよくね？？とサブスクリプション制度が流行りを見せたように。
注意深く辺りを見渡せば、意外と最近の"流行り"も"当たり前"も、他分野との掛け算が多いことに気づくはずです。
実践する気はないので、例として過去に私が思いついた掛け算を披露すると、
アメリカという肥満大国、消費者は健康志向だヘルシーだと弾糾されるも、甘いものが止められないからしょうがないじゃない！！と声を大にして叫ぶのならば、
カロリー低めで甘いもの食べればよくね？？？と。
それなら日本の和菓子が誇るあずきというマテリアルを、アメリカに持ち込めば勝てるのでは？？？と。
こういうことです。
もう一度言います。
“車輪のない文化圏"に"車輪"を持ち込んで披露すればよろしい。
オリジナルとオンリーワンは似て異なるものですが、馴染みの薄い文化圏でのオンリーワン思想の輸入は、時にオリジナルを凌駕します。
「その発送はなかった」とよくネットで野次られますが、言い得て妙だと思いませんか？
この掛け算の方式を頭に入れて、一日ネットサーフィンをしてみてください。
きっと、目に映るもの全ての明るさが、ワントーン上がって見えることでしょう。
皆さんのバイブスを上げたところで、筆を置くことにします。
あずきの件はどなたか私財を投げ打てる方いらっしゃいましたら試して私にご報告ください。
成功した暁にはﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞと半狂乱に叫び職場を去る私の姿が見れます。